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 目出度く名前が決まりました。
依織さんのコンセプト通り、ヴァイオリンをモチーフにしてる事もあり、
「ヴァイオリンともヴィオラとも取れて、そのどちらでもない。」
というイメージの元名付けました。
2号機・3号機と続いていくことを視野に入れつつお洒落心は忘れずに、末尾に「アイン」と付けました。
アインってのはドイツ語で1のことですね。
アイン・ツヴァイ・トラインと続いてゆくわけです!

ついでに言うとこの名前、知ってる人は知ってるんじゃないかな?
かなり遠まわしなヒントを出すとすれば、某レミー氏のバンド名に関係しています(うむー、一般の方には難しいヒントだろうか)。
五つ星な感じの名前ですなぁw


 さて製作工程です。

 粗切りしたボディに型板を固定します。
IMG_0952_convert_20150627142707.jpg
この型板はいずれ外すのですが、ここでは絶対にずれないように両面テープとビスでガッチリ固定します。
これがずれたら大変な事になります><
型板を剥がすのが大変になりますが、材料をパーにしてしまうより100倍マシです。

 型板をガイドにルーターで切削。
IMG_0955_convert_20150627142728.jpg
これルーターの刃が見えないから訳判んないよねw
裏向けて切削してますから。
まあ今に判る!

 段階的にまずは表側外周切削完了。
IMG_0956_convert_20150627142744.jpg
大手の工場で使ってるようなクソデカい刃があれば一度に全部行けるんだけどね・・・。
でもそれはそれで木が毟れて吹っ飛んでいきそうで怖い;;

 残った裏側部分をルーティング。
IMG_0960_convert_20150627142807.jpg
表と違って裏は気持ち的に楽なんだ。
ボディその物が型になってるからね、重さがあって安心出来ます。

 外周全部切削完了。
IMG_0964_convert_20150627142828.jpg
おおー!ボディだよー!
まあボディ作ってるんだから当然だよなぁw
やっぱどんだけ新しい刃を使っても焦げるんだよなぁ;;
これ取るのが一苦労の予感。

 Fホール裏の空洞部分を切削。
IMG_0967_convert_20150627142855.jpg
最初型板を見て焦った人も多いと思います。
「バイオリンにあんなデカい穴あったか?!」ってねw
これをやるための型穴だったんです。

 とりあえず浅く掘ってみた。
IMG_0970_convert_20150627142916.jpg
ここまででとりあえず型板君には一時退場していただき、あとは浅く掘った穴をガイドに掘り進んでいきます。

 空洞部分完成。
IMG_0977_convert_20150627143013.jpg
実はこういった構造のエレキギターって、普通に存在するんです。
「セミホロウ」っていう構造なのですが、ボディ内部に空洞を作ってボディをより鳴らせるってやつです。
通常セミホロウは、ボディ全体に空洞が行き渡るほど大きいのですが、これの場合は依織さんと相談した結果、ステージユースでのハウリング対策ってことで、Fホール裏に最小規模で抑えております。

 くどい様だが大きさ比較と宣伝w
IMG_0973_convert_20150627142950.jpg
図面と違って大きさがより判りますね。
やはりレスポール同様、少し小ぶりな感じですね。
肉抜きしてある分、マホガニーの割りに軽めで扱いやすそうですね。

 そしてくどい様だが宣伝!
比較の赤いギターはセール中ですw
欲しい方、詳細聞きたい方はどうぞお気軽にメールフォームよりお声がけください。

 ボディ裏の角丸加工中。
IMG_0979_convert_20150627143031.jpg
アールの丸さ加減は、テレキャスターとストラトキャスターの中間くらいです。
これ位が弾いてて痛くなくて良いと思います。

 裏面角丸切削完了。
IMG_0981_convert_20150627143048.jpg
めっちゃ焦げてます;;
こればっかりは腹くくるしかないな。
複雑に絡み合う面と曲線にエロスを感じますな!


 以上、その2でした。
これかなり面白いギターになるよ!
今後出てくるトップ材を付けた写真早く見せたいなぁ^^
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