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 いよいよ最後の塗装です。
これで塗装と呼ばれる作業はすべて終わりです。
長かった・・・・長いことお待たせしてしまってすみません><
では早速!


 下地研磨の済んだヘッドに木川屋シールをペタリ。
DSCN1815_convert_20140418132843.jpg
今回は白文字にしたので、薄口のカッティングシートの切り文字にしました。
実は我が工場のカッティングマシンがモーター破損により動かなくなっていたため、俺の師匠の会社に頼んでカットしてもらいました。

 今その会社は、亡くなった師匠の後を継いで娘さんが経営しているのですが、流石は師匠の娘さん!可愛らしい外見からは想像出来ない程の先代譲りの器用さの持ち主です。
そのうち仕事回してくださいw

 シートの段差が埋まるくらいクリアを厚塗りします。
DSCN1818_convert_20140418133004.jpg
クリアかけると更に色が上がりますね。
いい感じのワインレッドです。
やっぱスプレーガンが良い物だと仕上がりが綺麗ですね。

 角度を変えて見ましょう。
DSCN1816_convert_20140418132930.jpg
塗り終わったヘッドはこんな感じです。
ヌルヌルツヤツヤです。
これ硬化するまで結構かかりそうだな;;

 ネック裏のクリア完了。
DSCN1820_convert_20140418133023.jpg
ビッカビカですねw
これで5回吹き位かな?
最後は垂れる寸前まで吹いています。
まあ鏡面仕上げのために、完全硬化してからまた削るんだけどね・・。

 ってなわけで、あとひたすら我慢するだけの時間になったわけです。
せっかちな俺としては、早いところ完成が見たくて研磨してしまいたいのですが、そこはじっと我慢です。
焦って完全硬化前に手を付けると、ろくなことがありません。
この厚みと今の気温だと3日は放置かなぁ。

 ミスが無く順調に進めばもうじきお渡し出来そうな感じです。


 以上、その17でした。
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 ボディの作業の続きです。
これでボディは完成となります。

 ピックアップを載せる前に、座繰りに導電塗料を塗りました。
DSCN1795_convert_20140415185444.jpg
この導電塗料を塗るという行為は、本来であればノイズ軽減を目的とするものなのですが、俺の場合は本来の目的よりも細部の見た目的仕上がりの為にやってるような所もあります。
実際、艶のある黒などを座繰りに塗るよりもこちらの方がより「らしく」見えるんです。
塗料の性能と実際のノイズ軽減の話はここでは割愛させていただきますが、あえて言うなれば、俺には違いは判りませんw
しかしこの「鉛筆の芯色」、これだけで随分雰囲気が出ますね。

 そしていよいよピックアップをインストール。
DSCN1799_convert_20140415185624.jpg
いいねー!
このEMG独特の近未来感がやたらかっこいいのです。
ミーハーな意見かもしれませんが、俺はピックアップは音だけではなく見た目だって気を使って選びます。
これは俺が選んだわけじゃないので、TaNaさんセンスなんです。

 リアピックアップを載せようとしたら問題が・・・。
DSCN1800_convert_20140415185704.jpg
これはリアピックアップ用のハムバッカー取り付け用のエスカッションなのですが、市販されている物のすべてがこのように斜めに成型されているんです。

 レスポールなどのネックの仕込みに角度を持たせているタイプに対応するためにこの様になっているのですが、紅孔雀のネックはボディと平行になっているため、この部品1つだけどうしても許せないんです。

 で、売ってないなら作ってしまえ!と・・・
DSCN1801_convert_20140415185724.jpg
このように削って平らにしました。
このための道具も作りましたので、今後この様なオーダーにも比較的簡単に答えられるようになりました。
あえてその道具に名前を付けるなら・・・・「エスカッションフラッター」w
なんじゃそりゃw
至って単純で、誰でもちょっと工夫すれば思いつきそうな道具なので紹介はしませんよ。

 これでめでたくすべてのピックアップが載せられ、未来的なメカメカしさにも磨きがかかりましたが、その姿はあえて載せません。
完成記事を書く意味が無くなっちゃうからね。


 さてお次はネック編、まだまだ怪しい気温ですが晴れの日も多くなり深夜でも10度前後を保つようになってきたので、騙し騙し塗装に取り掛かってみました。

 まずはヘッド表にウッドシーラーを吹きつけ。
DSCN1803_convert_20140415185756.jpg
この時点で色がぐっと上がります。
すぐに浸み込んでしまい、またすぐに元の地味な色に戻っちゃうんですが・・・。

 ネック裏側も全体にウッドシーラー。
DSCN1805_convert_20140415185823.jpg
無色の材にこれを吹くと、今まで見えてなかった模様が浮かび上がります。
なんとこのネック材、僅かながらバーズアイが入ってましたw
すげー高そうに見えるネックになりました。

 ウッドシーラー乾燥後、今度はサンディングシーラーを吹き付け。
DSCN1807_convert_20140415185906.jpg
これは塗装に厚みを持たせつつ深い導管を埋めるための塗料なので、結構厚めに吹き付けします。
しかし・・・写真を見てお分かりでしょうか?
ウッドシーラーで塞ぎ切れなかった導管部分が吸い込みのせいで凹んでおります。
サンディングシーラーの段階でこのえくぼが無くなるまで吹き付け→乾燥硬化→研磨を繰り返します。

 で、ここまで仕上がりました。
DSCN1811_convert_20140415185935.jpg
これで仕上げクリアも安心して塗れます。
これでも埋まり切れない事もあるんです;;

 そして折角厚塗りしたサンディングシーラーを削り落として均します。
DSCN1812_convert_20140415190034.jpg
艶々してた塗装面があっという間に擦りガラスw
弦楽器をやってる皆さんは、「塗料の厚塗りなんて論外!」と仰るんでしょうが、安心してください。
我々は削り落とす為に厚塗りしてるのですから。
削った後の厚みなんて、せいぜい吹き付け3回分くらいしか残りません。

 しかーし!それでも埋まり切れない導管があったりするが、そんな時はこれです。
DSCN1813_convert_20140415190103.jpg
先輩の職人さんから譲っていただいた謎の優れ物。
海外製の楽器リペア専用の接着剤なのです。
ところどころポツポツ色が違うところがそいつを塗った所です。
判りやすくネーミングするなら「楽器専用高透明瞬間接着剤」というべきでしょう。
とにかく硬化後の透明度が半端ないんです。
新品のギターに付いた傷に塗って仕上げたら、じっくり目を皿にして見ないと判らないほどです。

 あとはこれをまっ平らに仕上げてから木川屋デカールを貼って、最終仕上げクリア塗装に入るところまできました。
天気の具合見て一気に行けたらなぁと願っております。


 以上、その16でした。

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