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 YOUさんからオーダーをいただいたRRVが完成しました。
奇抜な発想とこだわりのオーダーをふんだんに盛り込んだ1本です。
この1本が、今後の木川屋の方向性を示してくれた様に感じております。


 では早速詳細を紹介していきましょう。

 正面全体像です。
名称未設定+1_convert_20130709154233
トップ材には、このような仕様の関係でフレイムメイプルの天然木突き板を使用しておりますが、左右の茶色の部分が直線的に傾斜が付いているため、平面と傾斜のぶつかる峰の部分に突き板の厚み分の段差が出来ないように、バック材を突き板の厚み分平坦に削ぎ取った所に突き板をインレイするような形で収めてます。


 背面全体像です。
back_convert_20130709153704.jpg
ボディ材はアフリカンマホガニーです。
ネックは、ホンジュラスマホガニーとハードメイプルとオバンコールの5ピースです。


 ピックアップ・ブリッジ・ボリュームノブのアップです。
DSCN1520_convert_20130709154002.jpg
ピックアップはリア1発のみで、SEYMOUR DUNCAN社製のアルニコ2プロです。
トレモロユニットはフロイドローズ社製の物を使用しました。
突き板とは言うものの、天然木なだけに見る角度でホログラムの様に木目がうねります。
ボリュームノブは、ボディ傾斜と高さを抑える関係上、ザグリを彫って落とし込んであります。


 背面アップです。
DSCN1518_convert_20130709153856.jpg
トレモロスプリング部のカバーは付けない仕様です。
コントロール部のキャビティは、ボリュームポットがギリギリ納まる最小限の大きさにしております。
フルオーダー製作させていただいた2本目のギターにつき、ナンバーは「002」です。


 ネックジョイント部アップです。
DSCN1519_convert_20130709153942.jpg
「スルーネックに迫るハイポジでの演奏性を」と言うオーダーにより、強度ギリギリまで傾斜を付けた上で、更に角を丸く削りこんでおります。


 アウトプットジャック部アップです。
DSCN1521_convert_20130709154037.jpg
ザグリを彫り、舟形ジャックプレートを落とし込んであります。
本家J社の弱点克服と装飾性アップが狙いです。
ボディのマホガニー部分の傾斜加減が判るでしょうか?
名前の「Bevel」の由来にもなっている通り、真下から見るとかなり坂になってます。


 ヘッド正面アップです。
DSCN1526_convert_20130709154142.jpg
オーナーのYOUさん考案の「ランディヘッド」w
在りそうで無いこの発想には脱帽しました。
しかもこのヘッド、ボディのミニチュア版とでも言うべく、やはり両端が斜めになっているんです。
従って、平面と斜面の峰にかかるペグワッシャーはザグリを彫って落とし込みで収めてあります。
木川屋ロゴは可能な限り大きくしてアピールさせていただきましたw
ロックナットはフロイドローズ製で、トラスロッドナットのカバーは付けない仕様になってます。


 ヘッド裏側アップです。
neckback_convert_20130709154211.jpg
ロックナット裏は、強度確保と装飾性アップのためにボリュートを設けております。
ペグは信頼のGOTOH社製です。


 指板アップです。
DSCN1522_convert_20130709154057.jpg
指板材はエボニーで、指板外周には実は黒のバインディングが巻かれております。
バインディングがあると、将来木が痩せてきた時にフレットの足部分が飛び出してくる心配が無くていいですよ。
フレットはいわゆるジャンボフレットで、24フレットレギュラースケール仕様です。
なんと!ポジションマークは無しです。
ちなみに私は弾けませんでしたw


 サイドポジションのアップです。
DSCN1523_convert_20130709154116.jpg
ステージでの使用を考慮して、直系3ミリの大き目のポジションマークを入れております。

 そして例の如く・・・
DSCN1513_convert_20130709153829.jpg
派手に光ります。
やはり直径が大きい分、光量もかなりあります。



 付き合いが長かったこいつを嫁に出すのはなんだかとっても寂しいです。
ご主人様にたくさん可愛がってもらうんだぞ。
そしてご主人様、宣伝も大いによろしくですw

 ってことで、プロ使用ギターの2号機も無事完成しました。
今後も皆さんの希望を可能な限り形に出来るよう精進するつもりでおります。
今後とも木川屋をよろしく&まずはお気軽に相談してみてください!
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 YOUさんのギターの製作記事も今回が最後になりそうです。
テレビドラマで言うところの、「次週完結編!」ってところですね。


 では早速!

 前回トロトロに仕上げた塗膜をまっ平らにするために耐水ペーパーをかけます。
DSCN1465_convert_20130704031416.jpg
光ってる物をわざわざ艶消しにします。
全体が満遍なく摺りガラス状になるまで当て物を使って研ぎます。
これをやらないと鏡の様にはならんのです><

 そしてこうなります。
DSCN1468_convert_20130704031443.jpg
ライターがまったく映りこんでません。
表面は平滑だけど完全な艶消しになりました。

 次に粗目のコンパウンドでヤスリ目を消す様に磨きます。
DSCN1470_convert_20130704031506.jpg
この時点で段々艶が出てきます。
ライターが少しだけ映り込んでるのが判るでしょうか?
しかし!まだまだこんな物ではありません。

 今度は粗目で磨いた方向に対し垂直になるように細目コンパウンドで磨きます。
DSCN1480_convert_20130704031536.jpg
ライターが大分ハッキリと見える様になりましたね。
しかーし!まだまだです。

 これを更に超仕上げ用コンパウンドで磨くと・・・。
DSCN1482_convert_20130704031555.jpg
こうなります。
窓の奥の外の景色が見えます。
色までハッキリと判りますね。
これで鏡面仕上げは完成です。

 これね、ずっと作業してると確実に視力が落ちます><
艶が出てくるに従って、周りの物の移りこみもハッキリしてくる分、塗膜表面の映った物を見てるのかその下の木目を見てるのか目が判別出来なくなるんです。
つまり、常に焦点が定まらない状態で物を見てるんです。
現にこの仕事を始めてから数年で視力がガタ落ちしましたw
両目とも2.0あったのになぁ・・・職業柄と老眼が同時に来てしまったらしい・・・・;;

 ネックも磨き終わりました。
DSCN1488_convert_20130704031620.jpg
最後まで表は見せないと言うねw
もったい付けたいじゃないですか。
ケチだものw

 揃っているパーツから順次ボディに組み込んでいってます。
DSCN1489_convert_20130704031644.jpg
物が乗っかると雰囲気がかなり変わるんだよね。
これが楽しくもあり、どきどき物でもあり。

 いつも思うのが、オーナーさんのセンスの高さと言うか、完成した姿を明確にビジョンとして捉えてるというか、作ってる最中は「本当にこれでいいのか??」などと不安になったりしてますが、最後には必ず納得出来るバランスに仕上がるんですよね。
やはり出会った楽器の数なんだろうか、色やパーツの組み合わせセンスは俺なんかじゃ足元にも及びません><


 さて、いよいよ次回は最終回。
完成が楽しみだなぁ^^
何が楽しみかってさ、完成したらオーナーよりも先に弾けるじゃんw(悪趣味)
そろそろハードケースを送ってもらおうかな。
では次回は「見本・販売」カテゴリで会いましょう!


 以上、その18でした。

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