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 この辺の作業は写真付きで記事書くのに困らないからいいね。
作業1工程進む度に見た目ががらっと変るから。

 さて今回は、素材が思い切り化けます。
自分でもある程度想像は出来てたけど、やはり頭の中の想像図と現物との差にビックリしています。
木部塗装の奥深さを改めて認識させられます。


 裏面外周のアールを、ボーズ面のルータービットで切削。
DSCN1400_convert_20130529005710.jpg
TaNaさんのオーダーにより、一般的なストラトキャスター相当の丸みにしました。
劇場テノールさんの動画を見る限り、ステージでの動きが多いので、プレイヤーの体に当たる部分だけにこの丸みはナイスな選択だと思います。

 そして焦げるー;;
DSCN1401_convert_20130529005741.jpg
既にお約束と化してます・・・。
アクリル加工で使う変圧器で工具の回転数遅くしたらいいのでしょうが、それはそれで刃が木材に噛み付きを起こしてしまいそうで怖いです。
なのでこれは定番の作業として割り切るしかなさそうです;;

 焦げを落としつつランバーコンター角の丸みも手作業で整形。
DSCN1422_convert_20130530203701.jpg
この状態で実際持ってみると、あの大きくて扱いづらそうなボディが嘘の様に体にフィットします。
やっぱコンターって影響大きいんだなぁ。

 外周立ち上がりをマスキングして、砥の粉入れの準備です。
DSCN1405_convert_20130529005907.jpg
K氏のギターでもこいつの色違いを使ったんですが、このスチューマック社のグレインフィラーがかなり使いやすいんです。
流石ギター専用に作られてるだけあって、水分をボディに吸い込ませないギリギリの柔らかさに調合してあり、しかも速乾性で乾いてからの硬度も普通の砥の粉よりもカッチリしてます。

 そしておもむろに泥化粧!
DSCN1406_convert_20130529005947.jpg
くどいようですが、塗るのではなく塗りこむのですw
始めはパテ用のヘラで塗っていたのですが、イマイチ作業が捗らないので7割以上は手で砥の粉を塗りたくりました。
何十年振りかに泥んこ遊びした気分でした。
そう言えば、ガキの頃の泥遊びでもかなり手の込んだ物を数時間掛けて作ってたなw

 余分な砥の粉を削り落として空拭き。
DSCN1407_convert_20130529010021.jpg
この時点では表面が濡れ色になってないので、ぼんやりとした生地色+灰色に見えます。

 こいつをウッドシーラーで地固めすると・・・・!
DSCN1412_convert_20130529010207.jpg
うわー!派手w
写真で見るより更に玉杢部分がギラギラ光ってるし、導管の黒も写真より真っ黒。
もうこの時点でテンション上がりまくりですよ。
もうね、このままでも十分行けるんじゃないかってくらい豪華ですw

 MASAさんモデルのギターは砥の粉が赤茶色だったから落ち着いて見えてたけど、導管に黒が入ると相対的に生地部分が前に出るんですね。
これだから木工塗装は面白い^^

 さて、今回はここまで。
今後もどんどん行きますよー!


 以上、その3でした。
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 削り粉地獄で鼻が痛ぇ;;
マスクすりゃいいのにさ、タバコ吸う度にマスクを外して忘れたまま作業して、鼻が痛いと一服してまた付け忘れ・・・。
懲りない男ですw

 そのくせ忘れずにマスクしてる時に限って粉を吹き飛ばすために「フーッ」ってね・・・、マスク付けたままやっちゃうんだよw
きっとこれは神様からの「鼻の粘膜を鍛えろ!」というお告げなのだと諦めてます。


 さて、作業工程をば。

 トップ材を貼り終えたボディ材を型板をガイドにルーターで削り出します。
DSCN1376_convert_20130529004631.jpg
こうやって改めて見ると、ボディって随分厚く感じますね。
大きさのせいもあって、アルダーにしては結構重さがあります。

 そして例の如く焦げますw
DSCN1380_convert_20130529004924.jpg
新しい刃に替えたんだけど、どうしても木材の輪切り方向は焦げちゃうんだよね;;
縦方向は逆目が掘れてしまうのを気をつければほとんど焦げずに簡単に削れるんだけどね。

 それを色んな当て木を使って紙ヤスリで焦げ落としします。
DSCN1387_convert_20130529005128.jpg
綺麗になりました。
これを落とすのが意外に大変なんです。
焦げというか、ススが導管の中に潜り込んでしまうんでしょうね、簡単には落ちてくれません。

 お次はボディ裏側のランバーコンター作ります。
DSCN1390_convert_20130529005153.jpg
裏面とサイドに引いた線を、ノコギリでつなぐ様な感じでこの様に櫛目に何本も切ります。
これがまた結構怖いけど楽しい。

 ノコギリを入れ終わったら、ノミで櫛目の所を削っていきます。
DSCN1393_convert_20130529005242.jpg
この様に、湾曲の底面が出てくるわけです。
これをすべての部分に行って・・・、

 この様に荒切り完了です。
DSCN1394_convert_20130529005315.jpg
いいねこのバラバラ感w
心地よい粉砕具合です。
燻製用のチップに見えるね。

 それを反りカンナで更になだらかに削ります。
DSCN1396_convert_20130529005356.jpg
この様に丸みの付いたカンナで、

 この様にやっつけます。
DSCN1395_convert_20130529005333.jpg
日本の刃物文化って凄いなぁと改めて実感です。
これいいよ!

 あとは色々駆使してひたすら削る削る。
DSCN1397_convert_20130529005418.jpg

DSCN1398_convert_20130529005612.jpg
かなりいい感じに仕上がったのですが・・・・。
・・・・・

 完成した姿の写真撮り忘れたって言うねw
しかも気付いた時は次の工程に進んでしまった後だったと言う・・・・;
これは後ほど仕上がった写真で紹介しましょう。
今回はここまで。

 やっぱ木工部分が一番燃えるね!
シビアな綱渡り感覚がたまらなく好きなドMなおっさんです。


 以上、その2でした。
 出ました・・・凝り性という病気が・・・。
実はこのギター、前回から進展があったのですが、K氏からのご希望もありまして、一度吹き終えた塗装をすべて剥がして下地からやり直してます。

 しかも・・・。
剥がしてしまったが最後、以前からどうしても気になっていたメーカーでの製造工程における不具合箇所が納得出来なくなり、その部分の補修もやりつつ作業を進めておりました。

 それがこれです。
DSCN1381_convert_20130529005016.jpg

DSCN1384_convert_20130529005104.jpg
スワンプアッシュという高級なギター用材を使っているのですが、この材木がまた導管の入り組み方が複雑で半端無いのです。
ちょっと雑に整形作業をすると、導管部分だけが不自然に凹んでしまうのです。

 メーカー出荷の塗装は、その凹んだ箇所の上にガチガチの塗料をパテの様に厚塗りしてから綺麗に整形した物だったので、下地まで塗装を剥がした事で凹んだ部分が露呈してしまったというわけです・・・。

 上の2枚の写真は、その凹んだ部分に材木と同じ色のウッドパテを盛り付けた所です。
これを完全に乾かしてからギター本来の綺麗な曲線に整形します。

 整形が済んだら、次は深い導管を埋めるために砥の粉を全体に塗ります。
DSCN1402_convert_20130529005816.jpg
物凄い厚化粧ですw
この状態だと、表面はガサガサです。
少しでも導管の奥まで入る様に、塗るのではなく塗りこむのです・・・・。
聞いたことある台詞だな。
このギターはきっと年齢を感じさせなくなりそうですw
○モホル○リン○ル・・・。

 乾いた砥の粉を目の細かい当て木付き紙ヤスリで木目に沿って削り落とします。
DSCN1403_convert_20130529005846.jpg
こうすることで、導管にだけ砥の粉が詰まった状態になります。
表面に付いた粉は乾いたウエスでやはり木目に沿って空拭きするのですが、今回のオーダーはセミオープンポア(導管が塞がった状態で、導管の凹みだけが目視出来る仕上げ)なので、きつめに空拭きして導管部分も少しだけ落とす様にします。

 そして一番下地になるウッドシーラーで地固めします。
DSCN1416_convert_20130529010233.jpg
いかがでしょう、導管にだけ白い砥の粉が残ってるでしょ。
気になって仕方の無かった不自然な凹みも修正出来ました^^

 次は天気の具合を見つつ、乳白色のラッカーを吹き付けする工程に入ります。
最近雨が多くて参るね;;
どうせ降るならさ、気温が下がった状態で降り続けて欲しいね。
意外な事に、雨が降り始めてからしばらく経ってる時って湿度がそんなでもないんだ。
むしろ今にも降りそうな時と、雨上がりで気温が上がり始めた頃が一番やばいです。


 以上、その4でした。
 YOUさんのギターは現在塗装工程の真っ最中です。
天気の具合見ながら吹き付けしてるので、乾かしては吹くという繰り返しがサクサク進まなかったり・・・。

 吹き付けの場合、湿度が高い時だと不味いんです。
塗料の霧の中に空気中の水分が混入して、いわゆる「かぶり」という白濁現象が起こってしまいます。
これが起きたらもう大変・・・・頭丸めて出家したくなりますよw


 さて作業工程をば。
現在サンディングシーラーと呼ばれる中塗り塗料を、吹いては固まるのを待ち、固まっては平坦に均すという作業を繰り返してます。
こうやって平坦でかつ肉持ちのある塗膜を作っていくわけです。

 色の暗い所が吹きっ放しの箇所、白っぽい所は均し終えた箇所です。
DSCN1379_convert_20130529004832.jpg
スプレー塗装は綺麗に塗れるとは言うものの、楽器特有の鏡の様な表面にするには吹いただけでは絶対になりません。
そこでこの様に当て木を付けた紙ヤスリで全体が擦りガラス状になるまで削ります。

 全体を研ぎ終えるとこんな感じ。
DSCN1378_convert_20130529004741.jpg
「追いかけて~雪国~♪」って感じですw
真っ白です。

 そしてこの後綺麗に粉を掃除してから上記を繰り返します。
なので、何枚写真撮っても同じ画像ばかりなのです・・・・。

 ってことで、YOUさんのギターの更新は、サンディングシーラー層がすべて終わって最終の仕上げクリア工程に入るまでお休みさせていただきます。
次回更新をお楽しみに。


 以上、その16でした。
 おかげ様で、最近は作業を同時進行で進められる様になってきまして、1人でこなすには十分な感じの仕事量です。
それこそ起きてから寝るまでずっと製作作業してる感じです。
ブログの更新が滞る滞るw

 で、今後は同じ日に複数更新することもあるかもしれません。
複数更新の場合、それが判る様にタイトルの後ろに(複)と記載しておきます。
他の記事も遡って見ていただければ嬉しいです。


 さて、もうひと踏ん張りしてくっかw
完全に止め時失ってるな・・・。

 やはり深夜は仕事がはかどる。
機械動かしっ放しでも深夜電力だと安いしねw
貧乏工房ならではの発想だね・・・。
そして気付けば外は明るくなってると言うw
でも、丁寧な仕事をするために最適な環境になってるので、これはこれで有りだと思ってます。


 最近マビノギ英雄伝やれてないなぁ;;
もうじきアップデートも来ると言うのに・・・・。
まあでも、物作りとゲームじゃ物作りの方が好きだから苦痛じゃないけどね。
全部片付いたら腰据えて遊ぶぞw

 ではまた近々!
 新たなるオーダーをいただき、YOUさんのギターと平行して製作していくことになったTaNaさんのギター製作日記です。
仕上がりの姿を想像するに、相当に派手なギターになりそうな予感!
ちなみにこの俺も派手なギターは相当に好きなので、これまでのギター同様早くもテンションが上がってますw

 まあ参考までに、こんな形に近いです。
FireBird.jpg
これは、昔からあるGIBSON社のファイヤーバードというエレキギターなのですが、こいつをモデファイしてシャープなイメージにする予定です。
実はこのギター、ボディが物凄くデカイのですw



 さて早速作業風景をば。
画像的には面白くもない地味~~な風景ですが、実はここが基本中の基本、すべての大元になる手を抜いてはいけない作業だと思ってます。

 まずは届いたボディ材の厚みを電動カンナで予定の厚さまで落とします。
DSCN1368_convert_20130514230234.jpg
このボディ材がまたデカイんだw
なぜならこいつはベース用の材木だからね。
そしてこの状態だととにかく重い><
おが屑がモフモフしてて手触りが気持ちいいんだ。

 カンナ掛けで付いた段差を消しつつ平面を出してます。
DSCN1370_convert_20130514230300.jpg
製作工程において、この作業が一番の肉体労働かもしれない。
大き目のまっ平らな丈夫な板に紙やすりを貼って、何度もチェックしながら平面を出していきます。
ちなみに、俺はかなりの運動不足の不健康優良児なのだが、この作業をした翌日はとってもお通じが良くなりますw
普段どんだけ運動不足かって話だよなぁ・・・・。

 この様に長めの鉄の定規を当てて、縦横斜めすべての方向が直線になるまで削ります。
DSCN1371_convert_20130514230324.jpg
機械は力もあって便利だけどさ、精密さを要求されるこのような作業だと、人間の手にはかなわないんだよ。
機械は手加減しないしね。

 プリントアウトした原寸原稿をつなげて収まりの確認。
DSCN1373_convert_20130514230354.jpg
気持ちいい位ぴったりなサイズでしたw
この原稿は既にMDFという板に貼り付けてあり、この原稿の外周を糸鋸で切って型にします。


 今回の作業はここまでです。


 さて、今回オーダーを下さったTaNaさんについて。
GT+201303+Shall+we+dance_convert_20130514230937.jpg
こちらの、劇情テノールさんの一番右側の赤い髪の方です。(バンド名クリックでオフィシャルサイトに行けます。)

 こちらのTaNaさん、実はMASAさんの後輩さんだそうで、今回のオーダーもMASAさん経由で話を振っていただけました。
オーダーいただいた内容と、ご本人様を照らし合わせた感想は、「おー、判ってらっしゃる!!」の一言に尽きますね。

ステージに立つ人にとってギターってのは自分の好みの相棒でもあり、自分を表現する体の一部でもあると俺は思ってます。
完成が楽しみだなぁ^^

 ちなみにTaNaさんの個人ブログはこちら
楽器に対する拘りに共感するものがあります。


 以上、その1でした。
 塗装前の最後の工程になりました。
エレキギターってのはくっ付く部品も意外に多いもので、今回はボディにそれらを載せるためのザグリを掘る作業中心です。
モロに見える部分だからねー、拘りますよ、とっても。


 戦場へようこそw
DSCN1313_convert_20130513011302.jpg
既に掘ってあるトレモロキャビティの貫通部分を裏から仕上げてます。
この作業してるとさ、部屋の中に茶色の雪が降るんだぜ><
頭も肩もまっ茶色さw

 通りました。
DSCN1314_convert_20130513011329.jpg
おが屑を掃除すると、さっきの光景が嘘のようです。

 スプリングキャビティを掘りました。
DSCN1316_convert_20130513011353.jpg
いやね、この景色結構好きなんだ。
現物見たら結構笑えるよw

 でも着色して綺麗に仕上げると・・・
DSCN1319_convert_20130513011439.jpg

DSCN1318_convert_20130513011418.jpg
さっきの光景が嘘みたくなってしまうんです。
隙間から見える部分が多いザグリは、ほとんどの場合この様に着色します。
メリハリも付くしね。

 ネックジョイントはこんな感じになります。
DSCN1339_convert_20130513011517.jpg
ワッシャーは同じサイズの物があったので、とりあえず仮にシルバーを入れました。
実際は黒いのが入ります。

 ボリュームノブも斜めの箇所にかかるので、
DSCN1341_convert_20130513011549.jpg
平らにするのと高さを抑えるための目的で一段掘り下げてます。

 コントロール部のパネルはこの大きさです。
DSCN1344_convert_20130513011640.jpg
1ボリュームのみだと、裏面をシンプルに出来ていいですね。
配線作業が出来るギリギリの大きさにしました。

 ジャックプレートも例の如く。
DSCN1342_convert_20130513011614.jpg
やっぱランディVはこれやらないとね!
付いてるだけじゃ気がすまない困った性分です。

 そして恐怖の儀式!
DSCN1348_convert_20130513011703.jpg

DSCN1349_convert_20130513011902.jpg
ロングドリルで配線穴を通すのですが、これは何度やってもキモチワルイ;;
穴掘りに掛けてるわけじゃないけど、ボーリングを思い出す。
あれってさ、手元で僅かな角度がずれるだけで、ピンに届く頃には大幅に目標がずれるわけでしょ?
それと同じでさ、入りが僅かにずれるだけでも結局はドリルが真っ直ぐ進んじゃうから・・・・・。
なので少しずつ何度も確認しながら掘り進みます。


 以上でボディの木工部分もすべて終わりました。
こちらも塗装工程に入ります。
早く組みあがった姿が見たいなぁ。

 塗装に関しては、完成するまでは変り映えのしない画像の連続になっちゃうので、ほぼ最終段階辺りまでは更新しない予定でおります。
特に透明仕上げだと、間近で生モノを見ないと変わっていく様が判らないからねー><
それを見てニヤニヤ出来るのは製作者の特権ってことでw


 以上、その15でした。
 「もはや語るまい。」byアナベル・ガトー

 昔かなりロン毛のメタル兄貴だった頃に、ガンダム0083のアナベル・ガトーに憧れて髪を銀色に染めたら内田裕也になってしまい悲しくなった木川屋ですw

 YOUさんのギターの方も、「もはや語るまい。」と言える所まで進んでおります。
あと一息!がんばるぞー。


 さて、経過です。
今回は、自分のやり方ではいつも最後の工程になる、サイドポジションマークです。

 指板のバインディングに穴を開けてます。
DSCN1331_convert_20130510001750.jpg
マスキングテープにけがいた穴位置にポンチで下穴を開けて、ずれない様に慎重に狙ってます。
この時注意しなきゃいけないのが、指板サイドの面に対して垂直を保つこと。
面に対して垂直じゃなかった場合、仕上がった時にマークが僅かに楕円になってしまいます。
4ミリの深さで止めれる様に、ドリル先にマスキングテープで当たりを付けています。

 穴が開きました。
DSCN1333_convert_20130510001813.jpg
後の工程で指板上面角が面取りされるため、穴芯をネック側にずらしてます。
この穴・・・何かに見えるんだよな。
これにそっくりな穴の開き方してる物を以前見た事があるんだが・・・・思い出せない;;

 穴に瞬着を少し垂らしてポジションマーク材の丸棒をねじ込み、ギリギリを切ります。
DSCN1336_convert_20130510001841.jpg
今回もYOUさんの指定により、直径3ミリのルミナリーを使いました。
ここで注意点!
ルミナリーのポジションマーク材は、長さ60ミリでの販売なのですが、24フレット分だと、このカットの工程をシビアに行かないと足りなくなります;;
極薄のノコギリがあると便利です。

 瞬着が乾いたらヤスリで面イチに削って埋め込み完了。
DSCN1345_convert_20130510183506.jpg
3ミリはデカくて見やすいですね。
しかもこいつ・・・むちゃくちゃ光ります。
あ、光ってるところは後のお楽しみにw


 今回はここまでです。
これでネックの造作はすべて終わりました。
あとは製造過程でついたヤスリ傷を綺麗に研磨した後に、いよいよ塗装工程に入ります。
なので、ネックさんには暫しお休みしていただきましょう。


 以上、その14でした。
 ネックの製作作業も終わりに近づいてきました。
でもここで安心してはいけません!

 私が思う「美しい楽器」という物は、木工部分は勿論のこと、それ以外の半製品的な部品が付くべき所に整然と違和感無く付いているという事が絶対条件です。
穴空けやザグリ彫り等、その仕上がりによってその上に付く物の垂直や平行、同じ幅であること等に影響を及ぼす作業は、ある意味木工以上に拘っている部分でもあります。
それだけに、段取りに要する時間もついつい多めにかけてしまいます。
結局は全部手作業ですからね;;


 さて早速作業報告です。

 何やらこの人、フレットを打ち込もうとしてるみたいです。
DSCN1302_convert_20130504130937.jpg
先ずは手の力で入る所まで押し込んでみます。
これで入らなかったら溝に不具合がある証拠です。
キチンと収まったのを確認してからおもむろに・・・・・

 「しぇやあああああ」と気合と共にプラハンマーで打ち込みます。
DSCN1305_convert_20130504130959.jpg
ここで注意しなければいけないのは、掛け声は「とーーーー」とか、「えいさーーーー」ではダメです。
「しぇあああああ」以外は認めません。
意図が判りませんw
指板の隙間がぴったりくっ付いて無くなるまで少しずつ慎重に叩いています。
細長く切ったコピー用紙などがあると確認しやすいですね。

 打ち込み完了です。
DSCN1310_convert_20130504131042.jpg

DSCN1307_convert_20130504131021.jpg
ギラッと光るフレットと真っ黒な黒檀のコントラストがメカメカしくて好きです。
こうやって見てみると、ギターを構成する部品って結構派手ですよねw
やはり指板にバインディングを巻くと、フレットの足が見えなくていいですね^^
後々木が痩せても飛び出してこないのにも一役買ってます。


 余談ですが、このフレット打ち作業、今回の様なバインディング仕様の場合等は、フレットの両端の足の部分をカットしてヤスリで削って仕上げなきゃいけないのですが、普通のギターでも最低21本のフレットにその処理をしなきゃいけません。

 そこで、「タングニッパー」なる物を購入しようかと考えたのですが、こいつが結構高いのです;;
で、銭失いにならぬように、事前に同じ町でリペアショップを営んでいる先輩職人さんにどんな物か聞いてみました。
先輩いわく、「あると作業は早いけど、結局ヤスリで仕上げなきゃいけないし、仕上がりもそのヤスリ掛けで決まるからねぇ。」とのこと。

 で、自分にはまだまだ身分不相応な道具だと判断し、今回の購入は見送りました。
アドバイスを下さった先輩、ありがとうございます。
でもいずれは欲しいなぁ・・・買える様に頑張るぞ!!

 皆さんからのありがたいオーダーにかかっておりますw
木川屋に力を!ジーク・ジオン!!


 で、打ち込んだフレットの両端を斜めに削ります。
DSCN1311_convert_20130510001528.jpg
自作の「フレットベベラー」が活躍しております。
怪しい手書きの文字が、一層手作り感に花を添えてますねw
30度と35度の2つの仕様で使える様に調整式になってます。

 お次はペグ穴空けの下準備です。
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今回はペグワッシャーの周りが座繰られているので、ザグリのど真ん中にワッシャーが収まってないとかっこ悪くなります。
なので、ザグリのど真ん中にワッシャーを瞬着で仮留めして、それをガイドに穴を通してしまおうという寸法です。
既製品とかでも、普通にずれて収まってる物とかあるんだよね・・・・;
他の人は気にならなくても、自分はメッチャ気になりますw

 で、穴を開けたら物を付けてみたくなるのが人情w
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DSCN1322_convert_20130510001713.jpg
部品箱の中に同じ規格の物があったので、そいつを仮に載せてみました。
メカメカさんだー、いいねー^^
実際はもっと渋いのが載るから、もっとかっこ良くなると思います。

 さて、今回はこの辺で。


 さて、先日話しておりましたMASAさんの後輩ギタリスト様のオリジナルギターもゴーサインをいただけましたので、YOUさんの製作記事と同時進行で随時報告していくつもりです。
何処の何方かは、そちらの製作日記で紹介させていただくつもりです。
今後も皆さん是非とぐろを巻きに来てください^^


 以上、その13でした。

 追い風に乗って進めるうちにどんどん進んでおります。
俺はいつもこうなんだよね。
時期が訪れて作業がはかどってくると、廃人になるまで止まらない。
気が付いたら外が明るくなってます・・・・。


 さて、ネックも着々と進んでます。
早速作業経過を。

 ネックシェイプの追い込み中です。
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ひたすら紙やすりです。
指先が摩擦熱で低音火傷状態ですw
しかし楽しい^^
この辺の作業は、何度も握り直して違和感の無い事を確認しながらの作業になります。
人間の指先の感覚って意外に凄いんですよ!
定規で判らない程の微妙な凹みや曲がりなんかも感知出来ちゃうんです。

 ネック裏のシェイピングがほぼ完成。
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この段階で240番の紙やすりまで追い込んでおります。
なんかこう・・・この複雑かつ柔らかな曲線にエロスを感じますねw

 ヘッドのトップ材に着色中。
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沈んでいた虎模様が一気に浮き出てきます。
メイプルにレモンドロップ、爽やかでいいねー^^

 ステイン乾燥後、今後の保護を兼ねてウッドシーラー吹き付け。
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おおー、来ましたね!
完成の姿にグッと詰め寄った瞬間です。
やっぱ木材は濡れ色になるまで判りませんね。
両端がボディとまるで同色になりました。
シーラーを吹く前に、ヘッドの角の部分はキチンと丸めて面取りが済んでます。


 はい、今回はここまで。
載せたい見せたい気持ちに鍵を掛け・・・・ってやつですw

 以上、その12でした。
 ボンドが固まったので、いよいよ本格的にネックの製作を詰めていきます。
演奏に一番影響の出てくる部分なので、子供等が砂浜でやってる山崩しの如く、チビチビと慎重にやっております。
この辺になってくると、1日の時間が48時間欲しくなりますw


 さて、早速作業経過をば。

 はみ出たボンドが完全に固まりました。
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結構大きな塊になってますが、心配御無用!
こいつをサクサクと剥がせるようにするための丁寧なマスキングですよ。
どうなっているのかと言うと、マスキングテープを隙間無くピッタリ貼っているおかげで、本体のボンドとはみ出たボンドが繋がっているのは入り角の部分だけなんです。

 なので、ボンドごとテープを引っ張るだけで・・・
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この様に綺麗さっぱり取れます。
あとは入り角の角の僅かなボンドの欠片をカッターなどで軽く削るだけです。

 バインディング接着中。
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例の如く、取り付けは瞬間接着剤です。
2センチほど接着剤を流し込んでは・・・

 ギューします。
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これの繰り返しです。
欲張ってあまり長い距離を流し込んでしまうと、先に入れた所が圧着前に固まってしまい、浮いたままの状態で固定されてしまうからです。
焦らずじっくりです。

 余分なバインディングを荒削りします。
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指板に出来るだけ傷が付かないように、かつ後で仕上げが楽な様に、極力ギリギリまで削ります。

 ラディアスブロックで指板ごと仕上げ削りします。
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これで指板とバインディングが面イチになります。
最終的に更に細かい紙やすりで仕上げるので、ある程度の細かさで止めておきます。

 指板の中研ぎ完了です。
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黒檀指板に黒のバインディングの組み合わせは、何と言うかこう・・・・、不気味な格好良さがありますね。
ぱっと見バインディング無し、しかしよく見るとそこに居るっていう。
後々仕上げ研ぎしたらどう見えるようになるのか楽しみです。

 ちなみに、こういうことです。
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ロックナット下の段差部分にもバインディングが来てますよね。
後々フレットを打って最終調整後に削って低くしていきます。
こうすると、ナット下に不自然な隙間は出なくなりますね。

 今回はここまでです。
作業場に缶詰状態になっています。
進み出すとやばいねホント・・・、具合が悪くなるまでやっちゃうからねw
廃人ですよ廃人w
マビノギ英雄伝やってる時間ないなぁ;;


 さて、嬉しい報告!
MASAさんの後輩のギタリスト様から、ご本人様仕様のギターをフルオーダーいただきました。
詳細は後ほど詳しくお話します。
なかなかマニアックな形のギターで、着手するのが楽しみです^^
まあ、「かっこよくシェイピングされたオリジナルのファイヤーバード」とでも言いましょうか。


 以上、その11でした。

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