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 最初に言っておきますが、サボってたわけじゃないんです><;
実はお預かりしたストラトボディなのですが、大量生産品の宿命か結構下地にダメージがありまして・・・雑に研磨した生地にほぼプラスチックの塊じゃないかってくらい中塗り塗料を盛ってあったんです。
それを剥がして凹んだ所を湿布しては乾かし、出っ張っては均し、いい所で他が忙しくなり・・・・悪循環でした。
そして、大分削って本来のスワンプアッシュの豪華な木目が美しい状態まで漕ぎ着けました。
冬が明けて気温が緩くなったこともあり、いよいよ塗装工程に入ろうというわけです。


 さて、早速その美しいお姿をば。
DSCN1250_convert_20130428175457.jpg
これは下地が既に出来上がっている研磨した後の写真です。
かなり前の記事になりますが、旧塗膜を剥がした直後の写真と比べても、はっきりとした杢が出てますね。

 ちなみに今回オーナーさんと相談した結果決まった塗装表現なのですが、ニトロセルロースラッカーでの塗装であることを最大限に活かしつつ好みのイメージに近づけるために、木材の導管の凹凸をそのまま生かす手法である、オープンポア仕上げに決まりました。

 言葉で表現するのは難しいですが、例えば木目を活かす塗装法として透明な塗料を使うことがありますが、木目が目で確認出来るからと言ってオープンポアかと言えばそうではなく、木目が目で見えていても導管の凹凸が手で確認出来なければクローズポアという塗装になるのです。

 逆に、例えば黒一色で塗りつぶされていて目で木目が確認出来なくても、手で導管の凹凸が確認出来ればオープンポアということになります。

 オープンポア仕上げの場合、導管を埋めるための中塗り工程が省かれるため、塗膜そのものをかなり薄く仕上げることが出来ます。
温度や湿度の管理や、手入れはかなりデリケートになりますが、木材が持つ本来の振動伝達性は妨げられないので、よく鳴る楽器になるんじゃないかと思われます。

 下地のシーラーを吹き付けしました。
DSCN1251_convert_20130428175519.jpg
写真で判るかなぁ・・・。
濡れ色になったせいで、導管の模様がくっきりと浮かび上がりました。
で、写真では判別出来ないけど、色の濃い導管部分はシーラーが沈み込んで艶が出てないのに対し、白く見える目の詰まってる部分はシーラーでコーティングされて艶が出ています。
つまり、この艶の無い部分が最終的に凹になるわけです。

 次回はいきなり上塗り塗装に突入ですよw
カラーは、乳白色(やや透き通った白)です。
いわゆる「ブロンド」ってやつですな。
目鼻立ちのくっきりした美しい白人女性の様なボディに仕上げなきゃね。


 以上、久々のその3でしたw
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 寒い東北の冬が終わると作業が快適でいいね^^
ほら・・・俺トカゲ男だから寒いと死ぬし・・・喋ってないと死ぬし・・・。
喋る相手が居ないから作業が進まなかったわけじゃないからね!


 さて前回の続きです。
ネックの製作もいい感じに進んでます。
色々組みあがってくると、なんかこうワクワクするよね。

 ペグのワッシャーの座りを考えて座繰りを掘ってます。
DSCN1214_convert_20130428174509.jpg
なぜこうするのかと言うと、丁度このワッシャーが座る位置が、ボディと同様の意匠なため斜めになるんです。
ペグはヘッドに垂直に付く物なので、ここが斜めだと大変な事になりますよね。
まあ、先の写真で理由がわかるはず。

 ヘッドの両端を斜めに削っています。
DSCN1220_convert_20130428174545.jpg
これが難しいんだわ。
斜めにしかも面が湾曲しないようになので、手首をがっちり固定です。
腱鞘炎の前触れ的動作ですねw

 例の如く、斜めになったことで滲んでしまったトップ材の直線出ししてます。
DSCN1218_convert_20130428174613.jpg
こういう作業はガキの頃から得意技です。
図工の授業の版画などで、やたら小学生らしくない物を仕上げてしまうタイプでしたw
先生のお手本を見てさ、「大したこと無いなぁ」とか思った記憶があるな・・・・ムカつくガキだったなぁw

 ヘッドはこうなったのです。
DSCN1228_convert_20130428174632.jpg
これを見れば判ってもらえるはず。
両端の茶色の所が斜めになっているんです。
ペグワッシャーの位置を縦断してますよね。
なのでワッシャーの底面がキチンと座る様にこうしました。

 指板接着の前に、指板のロックナットが座る部分を少し削っておきます。
DSCN1226_convert_20130428174702.jpg
今回のギターは、指板周りにバインディングが入ります。
ロックナット下に不自然な隙間を作りたくなかったので、この段差の横にもバインディングを付けて、後でそれごと高さ調整しながら削ってしまおうという腹です。

 指板接着に向けて、ネック・指板の接着面の平面を研ぎ出しします。
DSCN1231_convert_20130428174727.jpg

DSCN1232_convert_20130428174752.jpg
丈夫な接着は先ず下地からが基本です。
ただ、木工の接着って、あまり滑らか過ぎてもだめみたいなんだ。
ある程度肌が荒れてた方が、接着剤の食いつきがいいみたいです。
肌が荒れてて喜ばれるとは、正に女性の敵ですなw

 はみ出たボンドを取りやすくするために、きっちりの精度でマスキングします。
DSCN1233_convert_20130428174816.jpg

DSCN1234_convert_20130428174843.jpg
ここに時間を掛けておくと、後々かなり楽に綺麗に仕上がります。
はみ出たら削ればいいだけの話ですが、「削る」というのは「無くなる」ということでもあります。
折角出した平面や直線が崩れるのは耐えられないですからね。

 そしてタイトボンドを塗り塗り。
DSCN1235_convert_20130428174905.jpg
ほぼ均一に、そして少し多めに付けます。
圧着した時に周りから溢れてくるくらいじゃないと安心出来ません。

 あらかじめ細工しておいた細釘をずれ止めにして指板を乗せます。
DSCN1237_convert_20130428174932.jpg
ずれないと判っていても不安なこの瞬間・・・。
実は意外に小心者ですw
え・・・・知ってた?

 クランプ総動員で圧着。
DSCN1238_convert_20130428174959.jpg
いいね、この絵面w
まるで建具屋さんの工場のようじゃないか!

 周りから「にーーーっ」とボンドが溢れてくるのを見届けて一安心。
DSCN1239_convert_20130428175021.jpg
この後はひたすら放置するしかありません。
春とは言ってもまだまだ寒い秋田の春です。
接着には十分時間をかけたいと思います。
この1時間後に既に外したい衝動に駆られて、嫁さんに「絶対だめ!」と叱られましたw


 今回はここまでです。
こっちじゃ既に外してる姿を見てるわけなんだけど、やっぱ指板乗るとかっこいいね^^
「地味派手」という言葉がぴったりな感じに仕上がってますよ。
次回をお楽しみに。


 もう一つ載せたい記事があったんだけど、同じ日に2つ載せちゃうと片方が霞んでしまうんで止めときますw
下書きだけ書いて明日公開しようかな。
参考までに、ずーーーーっと預かりっぱなしになっていて、かなり前に一度ブログに登場したK山さんのストラトボディです。
マニアックなオーダーにより、すごーーーく渋い感じになってます。
そちらもお楽しみに^^


 以上、その10でした。
 更新が滞ってますが、作業は慎重にではありますが着々と進んでますよー。
まだ寒いけど雪も溶けたし、気温も零下になることもなくなりました。
塗装や接着と色々作業しやすい季節になりました。


 さてさて、経過報告です。

 ネックのシェイピングを行ってます。
DSCN1207_convert_20130413190649.jpg
厚みと丸みをまずは大雑把に、のこやすりで肉を落としていきます。
勿論かなり慎重にです!
木材は削ることは出来ても、盛ることはできないですからね・・・。
床屋に行って、「おっちゃん、髪伸ばしてくれ。」って言うのが不可能なあれと同じですw

 ボディのザグリに合わせてネックの接合部の角を丸くしています。
DSCN1210_convert_20130413190804.jpg
ここって普通は指板をひさしの様に伸ばして隙間等が見えなくなってる物がほとんどなのですが、ボディのヒールを大分斜めに薄くしてるので、少しでも多くジョイントさせたくてひさし式は止めました。
従って、直線は勿論のこと、この丸みもボディ側に隙間無くぴったりと収まって欲しいところ。

 ネックとボディのはめ合いをチェックします・・・・どきどき・・・・・。
DSCN1211_convert_20130413192805.jpg
ぴったりじゃないですか!
隙間もほぼ見えません。
ホッと胸を撫で下ろす瞬間です。

 指板のフレット溝が切り終わりました。
DSCN1209_convert_20130413190741.jpg
しっかしエボニーは硬いね。
削りカスがまるで砂の様だ。
しかも硬いってだけで丈夫(粘り強い)わけじゃないから端がめくれるめくれる;;
YOUさんの希望により、今回はサイドポジションのみで、指板ポジションマークは無しです。
それでよく弾けるよなぁ・・・凄いと思う!

 指板アール用の当て木で、指板に丸みをつけます。
DSCN1208_convert_20130413190721.jpg
このギターもロック式トレモロユニット搭載なので、指板のアールはかなり平らに近いです。
アールが大きいと作業が楽でいいですw


 と、こんな感じでしょうか。
少しずつ完成の姿が見えてきて楽しいですよー。

 実はブログにはまだ載せられないであろう写真が1枚あってね・・・。
それはMASAさんの携帯にでも送っておこうw
そんなもん載せてしまったら今後記事書けなくなっちまうしw


 以上、その9でした。

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