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 ガキの頃、ストラトとレスポールの区別が付くようになるまでは、エレキギターは全部同じもんだと思ってた。
そして下手の横好きでギターと付き合い始めて30年、30年とは言っても凝縮すればキャリア2年程度のもんだけど、楽器に対する価値観だけはいっちょ並に育ってます。
同じ楽器を見ても人それぞれ価値観が違うってのも個性のうちに数えられる程度の歴史しかないエレキギター、だから凄い物から変な物まで広く受け入れられているのだと思います。

 しかし、そんなエレキギターの中にも割と長めの歴史を持つものもありまして、
「このギターならジャンルはこれだ!」とか、「このギターでこれは有り得ない。」とか、ある程度一般論として固定化してる見方があるのも事実です。


 「でもそれって変じゃないか?」

 「そんなんで楽しいの?」

 そんな疑問から1本のギターを作ってみたくなりました。

 別にニッパーで釘を抜こうとしてるわけじゃないんです。
包丁で石を切るつもりもありません。
ピックアップが付いててギター用の弦が6本付いてて、ギターのパートを演奏出来るならこんなのがあってもいいんじゃないの?
と言う思いで計画を立てました。

 題して、「ジャクソン社がテレキャス作ったらきっとこうなる計画」。
テレキャスでテクニカルプレイしたら何が悪い!
テレキャスが持ちやすかったらダメなのか!
クロスロードでダニエルさん(ごめんなさい名前知らない)だってテレキャスのあの音でテクニカルプレイしてたじゃんw


 取り掛かるのはいつになるか判んないけど、とりあえず図面だけは作り始めてます。
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 貯めまくってた画像を掘り起こすのは骨が折れました><
だったら更新サボるなよって話ですね、、、自業自得。


 さて、裏側の加工をしましょう。

 コントロール部のザグリを、まずは自作のテンプレートを使って浅く彫ります。
IMG_1109_convert_20151127132226.jpg
これをガイドに彫ると、

IMG_1111_convert_20151127132248.jpg
こうなります。
一度この程度に彫っておくと、テンプレートを外しても穴の外周がガイドになります。
それと、一度に深く彫るのは色んな意味で危ないです。

 どんどん掘り進んで規定の深さにします。
IMG_1112_convert_20151127132313.jpg
表の加工の時に途中まで開けておいた穴とご対面です。
ホッとする瞬間。

 セレクタースイッチのザグリも同様に彫っていきます。
IMG_1103_convert_20151127132106.jpg

 現物を入れて確認します。
IMG_1106_convert_20151127132127.jpg
いいようですね。
クリアランスもギリギリな感じで狙い通りです。
ボディのザグリって必要最小限にとどめたい派です。

 表のナットを締めて確認。
IMG_1107_convert_20151127132158.jpg
いいですねー、いいですよ!

 トレモロのバネのザグリを彫ってます。
IMG_1115_convert_20151127132412.jpg
この加工も自作のテンプレートを使うのですが、アームダウンした時にザグリ底面にバネが干渉しないように、底面を傾斜させておく必要があります。
これ用の専用テンプレートも後で作らんとなぁ。
セットするのに毎度悩んでビビッてるし。

 裏蓋の落としこみも彫って裏面完成です。
IMG_1118_convert_20151127132920.jpg
これでまた更に軽くなりました。
パーツをすべて載せるのが楽しみです。

 アウトプットジャックの穴を開けてボディ完成。
IMG_1120_convert_20151127133007.jpg
しっかし渋い面構えだねぇ。
最初図面で見たときは形の奇抜さに目がいってたせいか、随分きらびやかな印象でしたが、実際の木材で形にしてみるとかなり落ち着いて見えますね。
着色無しでクリア仕上げの予定なので、ほぼこれが完成図みたいなものです。


 以上、その8でした。
 久々の更新です。
今回はボディトップ側のザグリ施工です。

 まずはネックポケットです。
IMG_1059_convert_20151127131758.jpg
随分深いですよね?
それもそのはず、今回はセットネック(ボディとネックを接着するタイプ)ですから。
そしていわゆるディープジョイントになります。
ディープジョイントってのは、ネックの長さ方向の接合部がボディの縦方向に通常よりも深く刺さってるやつですね。
これだと判り辛いですが、

IMG_1121_convert_20151127133049.jpg
こうすると判りやすいですよね。
フロントピックアップの下をほぼ埋め尽くすくらいまでネックが伸びてきます。
この接合方法の利点は、強度とサスティーンの向上だと一般的には言われてます。

 トップ側に載るパーツの位置を正確に当たりを付けて、
IMG_1092_convert_20151127131822.jpg

IMG_1093_convert_20151127131843.jpg

 当たりの回りを各パーツの大きさに合わせて3ミリ弱彫り込みます。
IMG_1098_convert_20151127131954.jpg

IMG_1099_convert_20151127132015.jpg

 で、実際にパーツが載るとこの様になります。
IMG_1101_convert_20151127132039.jpg
IMG_1095_convert_20151127131928.jpg
この加工は今までの作品にも採用してますが、パーツの足元がボディに埋まることで「無造作に乗ってる感」が無くなります。
目立たない部分ではありますが、高級感を出せる部分なので毎度採用してます。

 あとはピックアップとトレモロのザグリを彫ります。
IMG_1114_convert_20151127132351.jpg
おりゃーーー!
切れる刃を使ってても高速回転で焦げ臭えーーー><;
鼻がいてーす;;

 はい、表面の加工完了です。
IMG_1117_convert_20151127132438.jpg
かなりギターのボディっぽくなりました。
しかもこの加工だけでもボディが随分軽くなります。
やはりボディ材は重いってことなんでしょうね。


 以上、その7でした。

 すぐに続けてその8もやっちゃうよw
 今回はバインディング作業です。
ここがボディの見た目部分の仕上げみたいなもんですね。
お化粧でどんだけ美人になるか見物ですよ!

 では早速行ってみましょう。

 先日の階段にバインディング材を乗せて瞬着で付けます。
IMG_1032_convert_20150831181039.jpg

 曲線のきつい所はドライヤーで癖を付けて接着します。
IMG_1036_convert_20150831181058.jpg

 瞬着なので、当然こうなる・・・。
IMG_1049_convert_20150831181307.jpg
瞬着ってさ、固まる時熱いんだぜ。
あったかいなんてレベルじゃありません。
下手したら火傷するような温度になります。
毎度これをやる度に、皮を持っていかれたりしてます><

 尖った部分ってこういう所が出てきますよね?
IMG_1040_convert_20150831181207.jpg

 これをこの様に片方の辺に揃えて削ります。
IMG_1038_convert_20150831181120.jpg

 で、次のバインディングを施工します。
IMG_1039_convert_20150831181147.jpg
こういう部分って、手を抜くと後々絶対後悔します。
ぴったりと合わせて接着しておくことで強度も増しますからね。
この段階ではボディ面よりわずかにバインディングが飛び出しています。

 跳ね返りのきつそうな所をマスキングテープで絞って放置。
IMG_1041_convert_20150831181227.jpg

 がっちり固まったら、飛び出してる部分をスクレーパーで荒削り。
IMG_1045_convert_20150831181247.jpg

 そして平面の出ている紙やすりでツライチを目指して均します。
IMG_1050_convert_20150831181325.jpg
見えてきた見えてきた^^
どきどきわくわく!

 ツライチになりました。
IMG_1052_convert_20150831181352.jpg

 サイド部分のはみ出しをルーターで削ってバインディング完成。
IMG_1054_convert_20150831181420.jpg
引き締まるねー^^
美人じゃないですかー。
Fホールとも釣り合いが取れていい感じだと思います。

 角度を変えてもう1枚。
IMG_1055_convert_20150831181438.jpg
バインディングの高さ(厚さ??)が見えると重厚に見えますね。
これ今は黒にしか見えないけど、じつはベッコウです。
光が当たるとちゃんとベッコウなんですよ。
塗装すればもっとはっきりを色が出ます。

 個人的にはここが好き!
IMG_1056_convert_20150831181457.jpg
これだとベッコウ模様がいくらか判りますね。
こういった部分を現物で見ると、図案のやりとりを密にした甲斐があります。

 依織さん見てますかーw
あなたのオーダーは完璧です!
作り手も大満足^^


 以上、その6でした。
 お久しぶりでございます。
いつもの事ですが、更新が滞りました。

 さて、今回の作業はボディトップの外周仕上げです。
仕上げと言っても本仕上げじゃないですが。
では行ってみましょう。


 粗切り後のボディトップ材。
IMG_1017_convert_20150707091918.jpg
粗切りですから、当然この様にはみ出ています。
このはみ出させる量が実は微妙なんですよ。
今までの経験上、ルーターの刃の直径よりも多くはみ出すと、サクい(脆い?)木だと刃に弾かれて木目に沿って「ボロッ」と欠けちゃうんですね。
だからと言ってボディバックギリギリにし過ぎると、ギリギリ通り越して切り過ぎちゃったり、慎重にやり過ぎて時間かかりすぎたりで・・・。
なので自分は約5mmで粗切りするようにしてます。

 はみ出しをルーターで削り飛ばす。
IMG_1019_convert_20150818083422.jpg
ボディのサイド面を一度綺麗にしなきゃならんのは、この作業があるからです。
サイドが毛羽立ったりガタガタになったりしてると、ルーターは正直にそのまんまガタガタに切っちゃいますからね><
先に綺麗に均しておいた方が作業が断然早いです。

 形はこれで完成です。
IMG_1020_convert_20150818083450.jpg
面白い形だよねー。
こうして見ると色んな物に見えてくるなぁ。
バイオリンは勿論のこと、南米の森に居るデカくてかっこいい虫にも見えるしw
右上の曲線と頂点の組み合わせにエロスを感じます。

 角度を変えてもう1枚。
IMG_1023_convert_20150818083510.jpg
いいねー^^
こりゃ美人だわ。
でもまだこれからですよ。
「元々が美人なんだから、もうちょっと化粧とかすればいいのに・・・もったいない」っていう感じで止まってますねw
ゼブラノの切り口がなかなか良い模様を出してますね。

 バインディング専用のルーターで階段つけておきましょう。
IMG_1030_convert_20150818083528.jpg
この階段にバインディングが取付されます。
判らない方のために、バインディングとはボディの外周に回してる縁取りのことです。
あれって実は塗装じゃなかったんだぜ?


 今回はこの辺で。
以上、その5でした。

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